このサイトについて

ようこそ、どこかへ。

このサイトは、大学生のこだまが文化とそれが育まれる街について勝手に考察したり、思い出したかのように自分の経験を語るサイトです。運営していきながら方針は決めていきます。

自分が書く意味を持たせるためにも、まずはいったん私自身の体験を綴ろうと思います。その音楽とどういうきっかけで出会ったのか、どこに行ってどういう時間を過ごしたか、そういったことを書きます。

地域の観察から人の観察へ。都市であれ、農村であれ、どの地域にも最初は人が集まって町ができ、産業や文化が生まれていきます。街は、そこで生きた人が生み出し維持し改良してきたものの集積です。

我々は、なんらかの便利で快適な生活をおくることができるように勉強したり働いていたりしています。新しいものを生み出す。そこに、私は少しでも過去を振り返る価値があると思います。

だから特に注目したいのは人々の営みと文化です。

ふだん生活をしていて触れるものは、あって当たり前のもののように感じます。しかしそれらがなぜあるのか、どのようにして生まれたのかを知ろうとすると、きっかけや目的があったりすることも少なくありません。すると、誰々と親交があってどういう知識が共有されていたとか、ここに生まれ育って普段からそういうものに触れるきっかけがあったとか、本人の環境や経験が裏付けになっていることもありそうです。

そういう一人一人の何気ない生活が積み重なって,集合して、慣習だとかムーブメント、広くは文化が形作られていくように思います。

私は、人と場所の関係を解釈する試みがあってもよいのではないかと考えました。同世代の人たちの間で、いわゆる“古いもの”が再評価されるムーブメントがあります。どこで起きていたのか、なぜそこで起きていたのかを、本人の自伝や行政の客観的なデータを踏まえて考える。そうすることで、個人やその社会,その地域に迫ることができるように思いました。あらゆるできごとは、「どこか」で起きていた、起きようとしている。事象の分析が、その舞台となった地域の理解にもつながる可能性を考えて、このサイトを「どこか」と名付けました。

とはいえ、事実を出来る限り集めるといっても、解釈の逸脱が生まれる可能性があります。その点、情報提供やアドバイスなど、ご意見がありましたらCONTACTのページから教えていただけると幸いです。

兒玉真太郎

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